中国国家統計局は30日、国内総生産(GDP)の計算とデータ発表の透明性を高めるため、その手順を発表した。
それによると、GDPの計算は初歩的計算、初歩的確認、最終確認の3段階に分けて行う。初歩的計算値(速報値)は主要進度統計資料に基づいて計算する。初歩的確認値(改定値)は年度のGDP初歩的確認値に基づき、各四半期の初歩的計算値を基準に従って調整し、各四半期のGDPの初歩的確認値を出す。最終確認値(確定値)は年度のGDP最終確認値に基づき各四半期の初歩的確認値を基準に従って調整し、各四半期の最終確認値を出す。
国家統計局が今回発表した規定によると、四半期のGDP初歩的計算値は四半期の国民経済状況に関する記者会見で発表する。四半期の初歩的確認値は年度のGDP初歩的確認値発表後30日以内に計算し、国家統計局が公告の形で発表する。四半期の最終確認値は年度のGDP最終確認値発表後30日以内に計算し、国家統計局が公告の形で発表する。
このほか全国経済センサスで、GDPデータに対して比較的大きな影響を与える新たな基礎資料が見つかった場合、または計算方法および分類基準に変更があった場合、過去の年度GDPデータを修正したうえで、過去の四半期GDPデータを修正し、国家統計局が公告の形で発表する。
国際慣行に基づき、基礎資料の整備や計算方法、分類基準の変更に伴い、過去のGDPデータを修正しなければならない。国家統計局は2003年末にGDPの計算とデータ発表の制度を発表し、GDPの計算は初歩的計算、初歩的確認、最終確認の3段階で行うとした。これまで年度GDPの計算とデータの発表はこの3段階を実施してきた。今回、国家統計局は初めて四半期のGDPの計算とデータ発表について、この3段階をどのように実施するかを明らかにした。これは今年9月1日から実施される。
(北京7月30日発新華社)
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