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中日国交正常化50周年を祝う中日友好大会宣言
2022-01-25 19:04

  1月25日、中国駐福岡総領事館は九州各県日中友好協会と「中日国交正常化50周年を祝う九州中日友好大会」を共催した。中国中日友好協会、日本日中友好協会、福岡県、九州各県日中友好協会及び遼寧省、江蘇省、広西チワン族自治区、武漢市、長沙市対外友好協会から多くの方々が参加された。大会では「夢と希望――新時代の中日友好協力関係を構築する宣言」を発表した。全文は次の通り。

  今年は1972年9月29日に中日両国が国交正常化して50周年になります。私たちはここで「中日国交正常化50周年を祝う九州中日友好大会」を開催し、過去を振り返り、未来を展望して、以下の決意のもと、更なる両国の友好促進と世界平和構築に向けて積極的に活動していくことを宣言します。

  両国は海一つ隔てた『一衣帯水の隣国』です。国交正常化50周年を機に共に新しい時代を迎えており、新しい時代の要請に応じた関係を築くことが重要です。

  国交が正常化して以来、友好協力関係は各分野で成果を収め、両国民に大きな利益をもたらしました。これは各界の多くの先輩と有識者の方々の知恵と汗の結晶であり、大切にすべきものです。歴史と今までの事実が示されているように、『親仁善隣〈仁に親しみ隣によくする〉 国ノ宝ナリ』、中日の友好協力関係は両国民の宝であり、新時代の要請でもあります。

  中国は社会主義現代化国家全面建設という新たな道のりにつき、日本は「新しい資本主義」を模索しつつあります。このため両国とも改めてお互いの認識を強める必要があります。コロナ収束後には地方交流、国民交流、青少年交流、経済交流などをこれまで以上に繰り広げ、文化・文明、革新・創造、グリーン・低炭素、衛生・健康など多方面にわたって協力し、共に繁栄、進歩する明るい未来を拓くことが期待されます。

  世界は世紀的変化の時代に入り、新型コロナウイルスとの戦いの中で人類の運命共同体意識が強まっています。中日両国各界は世世代代の友好と恒久平和の揺るぎない信念によって「互いに協力のパートナーであり、互いに脅威とならない」という共通認識のもと、対話、協調、協力と多国間主義の実践を両国関係の主要な基調として意見の相違を適切に処理・管理し、互恵協力を拡大し、地域と世界の平和と繁栄を守っていきましょう。

  今後の50年も中日関係が引き続き「平和・友好・協力」の方向に向かって進んでいくことが期待されます。両国各界の人々が中日共同声明など両国間の四つの政治文書で定められた諸原則を順守し、「前事不忘 後事之師」及び「歴史を鑑として 未来を切り開く」精神にのっとり、中日の善隣友好関係を強固にしていくことが期待されます。

  九州は日本で中国に最も近く位置し、国交正常化前から民間外交で友好交流の先鞭を付けてきました。中日関係が極めて厳しくなった2013年、九州地区日中友好協会と中国駐福岡総領事館の共催で「九州日中友好交流大会」を開催。中日友好協会(唐家璇会長)や中国各省人民対外友好協会、日中友好協会(丹羽宇一郎会長)などの協力により多数の参加者を得て5年連続の開催となりました。

  その成果として2014年から5回、「九州日中友好交流訪中団」を編成して北京~南京などを友好訪問。こうした交流大会や友好訪問は九州地区日中友好協会の独自の取り組みであり、交流大会に出席され、また友好訪中団を北京で歓迎された唐家璇・中日友好協会会長は「中日友好促進に大きく寄与した」と評価されました。

  長年、積み重ねてきた実績と経験をもとに私たちは今後とも、「民で官を促す」伝統を発揮しながら、中日の民間友好事業を全力で推し進めていくことを決意し、ここに宣言します。

2022年1月25日

中日国交正常化50周年を祝う九州中日友好大会

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