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律桂軍総領事が日中友好協会福岡県連合会第60回大会に出席
2022-03-16 09:08

3月13日、律桂軍総領事は日中友好協会福岡県連合会第60回大会に出席し、挨拶を述べた。挨拶の内容は次の通り。

尊敬する稲村晴夫会長、松尾武蔵理事長、ご参加の皆様:

こんにちは。中国駐福岡総領事の律桂軍でございます。本日の会議に参加させていただき、皆様とお会いできることをとても嬉しく思います。まず、中国駐福岡総領事館を代表し、日中友好協会福岡県連合会第60回大会が開催されますことを心よりお喜び申し上げます。

今年は中日国交正常化50周年という節目の年です。日中友好協会福岡県連合会は成立以来、歴史を鑑とする精神を堅持し、中日友好の理念を以って、国交正常化実現のために弛まぬ努力と貴い貢献をなされました。中日国交正常化以来50年、日中友好協会福岡県連合会の皆様は日本による侵略戦争への反省の呼びかけ、強制連行・強制労働された中国人殉難者の追悼会、中国残留日本人孤児帰国者への支援、中国人留学生との交流、中国語講座、中国百科検定、多彩な中国文化体験イベントなどを通して、積極的に中日友好事業を展開してこられました。2020年に、新型コロナウイルス感染症が流行すると、湖北省武漢市に支援の手を差し伸べ、義援金、防護服、マスクなどを寄贈してくださいました。私たちは日中友好協会福岡県連合会が長きにわたり、中日間の相互理解と民間友好の促進、中日友好事業と中日関係の改善と発展のために、重要な貢献をなされましたことに対し、心から感謝の意を申し上げます。

昨年は中国の歴史上一里塚の年になったといえます。中国共産党は創立100周年を迎えました。100年来、中国共産党は全国人民を団結させ率いて、たゆまず貧困との戦いをしてきました。2012年中国共産党第18回大会以来、習近平総書記を核心とする党中央のリーダーシップのもと、中国は人類史上最も規模が大きく、最も力が注がれ、最も恩恵を受けた人の数が多い貧困脱却堅塁攻略戦を実施しました。2020年末までに、現行の基準で一億近くの農村貧困人口がすべて貧困から脱却し、中華民族は数千年の発展史の中で初めて絶対的な貧困問題を撲滅し、中国人民の数千年にわたる夢を実現しました。

中国共産党創立100周年の昨年、中国は第1の百年奮闘目標を達成し、小康社会を予定通り全面的に完成しました。これを基礎に、二段階のステップに分けて、2035年までに社会主義現代化を基本的に実現し、新中国成立100周年、すなわち今世紀半ばまでに社会主義現代化国家を完成させます。

このプロセスにおいて、中国は平和的、開放的、協力的な発展を堅持し、平和、発展、公平、正義、自由の全人類共同価値を発揚し、人類の運命共同体の構築を推進していきます。習近平主席は「中国人民は他国の人民を侮り、抑圧し、隷属させたことはなく、過去も現在も将来もありません」と明確に表明しました。事実が示されているように、中国の発展は日本を含む各国に重要なチャンスをもたらしましたし、今後も更なる発展のチャンスをもたらし続けるでしょう。

中国は中日友好協力関係を高度に重視しています。昨年10月、習近平主席は岸田文雄首相と電話会談し、国交正常化50周年を機に、新しい時代にふさわしい中日関係を構築するという重要な共通認識を達成し、両国関係発展の目標と方向を示しました。中日双方は両首脳の重要なコンセンサスをもとに、国交正常化の初心に立ち返り、中日の四つの政治文書の精神を固く守り、歴史、台湾など重大問題を善処し、引き続き中日平和友好協力の大方向に向かって、中日友好事業を進めていくことが期待されます。

中日友好の根は民間にあります。九州は中日関係の中で重要な牽引役を果たしてきました。日中友好協会福岡県連合会の皆様は国交正常化50周年をきっかけに中日間の人的交流と青少年交流を大いに繰り広げ、相互理解を促進し、友好の絆を一層強くし、絶えず変化している中国を客観的に認識するよう導き、中日が「互いに協力のパートナーであり、互いに脅威とならない」という共通認識のもと、両国が子々孫々友好していく未来を絶えず切り開いていくよう望んでおります。

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