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中国駐福岡総領事館報道官は、台湾当局駐那覇事務所スタッフの謬説について談話を発表(訳文)
2022-08-17 15:29

  このほど、台湾当局駐那覇事務所スタッフが領事管轄区域内の新聞に寄稿し、中国政府が米国ペロシ下院議長の中国台湾地区への訪問に対する措置を誹謗中傷し、謬説を主張し、黒を白と言いくるめ、耳目をくらまそうと企てています。

  台湾当局者は、中国が「一方的に台湾海峡の現状を変える」と言いましたが、台湾が国家ではなく、両岸が同じ一つの中国に属することこそ、古来の台湾の現状であります。1978年、米国政府は「中米外交関係樹立に関する共同コミュニケ」で、「アメリカ合衆国は中華人民共和国政府が中国唯一の合法政府であることを認める。台湾は中国領土の不可分の一部である」と明確に約束しました。これこそが何十年も続いてきた台湾海峡の現状であります。

  この現状を破ったのは中国ではなく、米国と「台湾独立」分離勢力です。米国は一方的に造り上げた「台湾関係法」を前提として中米間の三つの共同コミュニケの前に加えたり、裏の「六つの保証」を米国の一つの中国の政策の中に公然と取り入れたり、米国務院サイトの「台湾は中国の一部だ」などの肝心な表現を削除したりします。また、台湾をいわゆる「自由で開かれたインド太平洋」に組み入れ、米台関係を引き上げ、台湾への武器供給を一層拡大し、公然と台湾の「非対称戦力」の強化を支持し、「台湾独立」分裂活動を強化してきました。これらはまさに米国が現状を変える証拠であります。一方、米国からの支持と黙認を受け、民進党当局は頑迷に「漸進的台湾独立」を進め、「脱中国化」をはやめ、いろんな場で「二つの中国」、「一中一台」をつくることも明白に現状を変える行為であります。

  ギングリッチ元議長の訪台は、もともと大きな過ちで、中国政府は直ちに強い反対を表明しました。米国は過ちを繰り返す権利と資格がありません。況して、それを口実に今回の訪台を正当化する筋が通りません。

  台湾当局者は「ペロシ米下院議長の訪台に中国が過剰反応した」と主張をし、大陸からの「軍事的脅威」をハイプアップしましたが、これはまた事実への重大な歪曲であります。ペロシは中国側の断固とした反対と再三の交渉に顧みず、米政府の黙認と手配により、あからさまに中国台湾地区を強行訪問したのであります。この行動は中国の主権を深刻に侵害し、中国の内政に厳重に干渉し、米側が約束したことを明確に違反し、台湾海峡の平和と安定を著しく危うくしたものであります。中国側が毅然と対応するのは当然であり、我々の立場は正当、合理かつ合法であり、我々の行動は毅然、強力かつ適度であります。我々の軍事演習は国内法、国際法および国際慣行に則り、オープン、透明かつ専門的で、事件の張本人に警告を発し、「台湾独立」分裂勢力を懲らしめることを目的とするものであります。 中国側が米国側の狂暴的、無責任かつ極めて非理性的な振る舞いに対し、断固として抵抗しなければ、国の主権と領土保全を尊重するという国際関係の基本準則が白紙となり、分離主義者や過激派勢力が一層激化し、この地域の得難い平和と安定の局面が深刻な損害を受けるでしょう。

  台湾当局者はG7の声明を口実に、国際社会の正義の声を隠そうとしています。内政不干渉は世界の平和と安定を守る基本準則であり、ジャングルの法則で再び国際関係を主導させてはいけません。だからこそ、170余りの国が公に「一つの中国」政策を堅持し、中国の正当な立場を理解・支持することを再確認しました。国連のグテーレス事務総長は、国連が引き続き「一つの中国」を核心とする国連総会第2758号決議を堅持すると明確に表明しています。これこそ国際社会の共通の正義の声であります。

  台湾当局者は台湾問題をウクライナ危機と同列に扱おうとしているが、両者には本質的な違いがあり、比較することはできません。台湾は中国領土の不可分の一部であり、台湾問題は完全に中国の内政問題であります。国家主権と領土保全の尊重を強調する以上、この原則は台湾問題に反映されるべきであり、二重基準を放棄すべきではないでしょうか。つまり、ウクライナの主権と領土保全に対する尊重を求めながら、台湾問題で中国のレッドラインを踏み、中国の主権と領土保全を損なうことは許せないということであります。我々は最大の誠意をもって、最大の努力を尽くして平和統一を望むと同時に、武力行使の放棄を約束せず、あらゆる必要な措置をとる選択肢を残し、非平和的な方式はやむをえない場合の最後のオプションとしています。

  台湾海峡の緊張情勢の経緯ははっきりしており、是非曲直は一目瞭然であります。そもそも問題を引き起こしたのは米国であり、危機を作ったのは米国であり、緊張をエスカレートさせるのも米国であります。中国が領土保全を守り、国家分裂に反対することは、自身の権利に基づいて主権安全と地域の平和安定を維持する正当かつ当然な措置であります。この中国に押しつけられた危機を避けようと、中国側は最大限の外交努力を行ってきましたが、私たちは中国の核心的利益と民族復興プロセスを危害することを許すわけにはいきません。米国が「台湾カード」を切って国内の政治と政治家の私欲に奉仕することを座視するにはいかなく、当地域で緊張を作り、対抗と分裂を挑発することを容認できません。皆様は、危機の原因と実質を認識し、米側の冒険と挑発及び「台湾独立」分裂勢力の企みに共に反対し、引き続き中国側の正当な立場と措置を支持し、地域と台湾海峡の平和を共に維持するよう希望いたします。

  台湾当局者は「今回の軍事演習は沖縄を始め、日本全国にも影響が出た」と述べましたが、台湾問題は完全に中国の内政であり、中国の核心的利益と中国人民の民族感情に関わり、「台湾独立」は戦争を意味します。台湾当局は、裏の目的を達成するため、「民主」の旗印を掲げて国際社会を騙したり、外部の反中国勢力を導入し、「台湾独立」の後押しとしたり、関係国と地域を「台湾独立」の戦車に縛りつけようとしたりしています。

  「台湾独立」分裂勢力が、地域の平和と安定にとりいかに危険な存在であるか、平和を愛する皆様にご認識いただければと存じます。沖縄県民の皆様はかつて悲惨な戦争の禍を経験し、誰よりも平和を大切にしています。「台湾独立」分子は沖縄の皆様にむけて、危険で身勝手な「台湾独立」の主張を鼓吹していますが、良心を持つ者のなすことではありません。

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