トップページ 新着情報 外交部報道官談話 総領事館ご案内 主な取り組み 査証と領事 お知らせ
律桂軍総領事が沖縄タイムスで署名文章を発表
2022-08-25 17:12


 ハイサイ! 近頃、ペロシ米下院議長の中国台湾地区への訪問に関する言論が多く見られますが、中には客観的でない論議があります。本紙14、15の両日付で掲載された、台湾当局駐那覇事務所の寄稿も、その一つと考えています。そこで沖縄の皆さまに、台湾海峡の真の平和のあり方を巡り、私たちの考えをお伝えしたいと思います。

 寄稿には中国が「一方的に台湾海峡の現状を変えている」という趣旨の主張がありました。しかし言うまでもなく、台湾が国家ではなく、両岸が同じ一つの中国に属することこそ、古来の台湾の現状であります。

 1978年、米政府は「中米外交関係樹立に関する共同コミュニケ」で「米国は中国政府が中国唯一の合法政府であることを認める。台湾は中国領土の不可分の一部である」と明確に約束しました。これこそが何十年も続く台湾海峡の現状です。破ったのは中国ではなく、米国と「台湾独立」分離勢力なのです。

 米国は一方的に作り上げた「台湾関係法」を前提として中米間の三つの共同コミュニケの前に加えたり、米国務省サイトの「台湾は中国の一部だ」などの肝心な表現を削除したりしています。

 また、台湾をいわゆる「自由で開かれたインド太平洋」に組み入れ、台湾への武器供給を拡大し、台湾の「非対称戦力」の強化を公然と支持し「台湾独立」分裂活動を強化してきました。これらはまさに米国が現状を変えている証拠です。

 一方、民進党当局が頑迷に「漸進的台湾独立」を進めて「脱中国化」を早め、「二つの中国」「一中一台」をつくることも明白に現状を変える行為です。

 25年前のギングリッチ元米下院議長の訪台は、もともと大きな過ちで、中国政府は直ちに強い反対を表明しました。米国は過ちを繰り返す権利と資格がありません。まして、それを口実に今回の訪台を正当化するのは筋が通りません。

 台湾当局者は「ペロシ米下院議長の訪台に中国が過剰反応した」と主張し、大陸からの「軍事的脅威」をあおりましたが、これも事実への重大な歪曲(わいきょく)です。

 ペロシ氏は中国側の断固とした反対と再三の申し入れを顧みず、米政府の黙認と手配により、あからさまに訪台を強行しました。この行動こそが中国の主権を深刻に侵害し、中国の内政に甚だしく干渉し、米側の約束にも明確に違反し、台湾海峡の平和と安定を著しく危うくしたのです。

 中国側が毅然(きぜん)と対応するのは当然です。われわれの立場は正当、合理かつ合法であり、われわれの行動は毅然、強力かつ適度なものです。

 われわれの軍事演習は国内法、国際法および国際慣行にのっとり、オープン、透明かつ専門的なものであり、事件の張本人に警告を発し「台湾独立」分裂勢力を懲らしめることが目的です。

 中国側が米国側の無責任かつ極めて非理性的な振る舞いに断固として抵抗しなければ、国の主権と領土保全を尊重するという国際関係の基本原則が白紙となり、分離主義者や過激派勢力の活動が一層激化し、この地域の平和と安定が深刻な損害を受けるでしょう。

 台湾当局者は先進7カ国(G7)の声明を口実に、国際社会の正義の声を隠そうとしています。しかし、内政不干渉は世界の平和と安定を守る基本原則であり、170余りの国が公に「一つの中国」政策を堅持しています。

 国連のグテーレス事務総長も、国連が引き続き「一つの中国」を核心とする国連総会第2758号決議を堅持すると明確に表明しています。これこそ国際社会の共通の正義の声です。

 台湾当局者は台湾問題をウクライナ危機と同列に扱おうとしていますが、両者には本質的な違いがあり、比較することはできません。

 台湾は中国領土の不可分の一部であり、台湾問題は完全に中国の内政問題です。国家主権と領土保全の尊重を強調する以上、この原則は台湾問題にも反映されるべきであり、二重基準を放棄すべきではないでしょうか。

 ウクライナの主権と領土保全の尊重を求めながら、台湾問題では中国のレッドラインを踏み、中国の主権と領土保全を損なうことは許せないということです。われわれは最大の誠意をもって、最大の努力を尽くして平和統一を望みます。

 それと同時に、武力行使の放棄を約束せず、あらゆる必要な措置をとる選択肢を残します。これは外部勢力からの干渉と一部の「台湾独立」分子とその活動に対するもので、台湾の同胞に対するものではありません。非平和的な方式は、やむを得ない場合の最後のオプションとしています。

 そもそもペロシ氏の訪台で問題を引き起こし、危機を作り、緊張をエスカレートさせたのは米国なのです。中国が領土を保全し国家分裂に反対することは、自身の権利に基づいて主権の安全と地域の平和安定を維持する正当かつ当然な措置です。

 中国側は押しつけられた危機を避けようと、最大限の外交努力を重ねてきましたが、中国の核心的利益と民族復興プロセスへの危害を許すわけにはいきません。

 台湾当局者は「今回の軍事演習は沖縄を始め、日本全国にも影響が出た」と述べましたが、台湾問題は完全に中国の内政であり、中国の核心的利益と中国人民の民族感情に関わり「台湾独立」は戦争を意味します。

 われわれの一連の措置は、沖縄県民の皆さまに危害を加えたり、傷つけたりするつもりはなく、あくまで神聖な主権と領土保全を守るためです。

 「台湾独立」分裂勢力が地域の平和と安定にとっていかに危険か、平和を愛する沖縄の皆さまにご認識いただければと存じます。

 沖縄の皆さまは悲惨な戦禍を経験し、誰よりも平和を大切にしています。「台湾独立」分子は沖縄の皆さまに危険で身勝手な「台湾独立」の主張を鼓吹していますが、良心を持つ者のなすことではありません。

推荐给朋友
  印刷 全文印刷