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律桂軍総領事の中日青年友好交流会における挨拶
2022-12-20 14:31

尊敬する山本武主任副会長、ご来賓の皆様、学生の皆様

 この度、九州中日青年友好交流会に出席させて頂き誠にありがとうございます。本交流会は、コロナ発生以降で初の対面式で行われ、ポストコロナ時代における青年交流に大変有意義なことであると存じます。まず、中国駐福岡総領事館を代表し、九州創価学会の青年代表のご尽力とご貢献に心から感謝申し上げます。また九州中国留学生のご参加を心から歓迎致します。

 ——中日は一衣帯水の隣国同士であり、中日友好が両国の人々そして国際社会の共通の願いであります。長期にわたり、創価学会は歴史の直視を主張し、平和を提唱し、中日友好を進め、重要な貢献をしてこられました。中日国交正常化前の1968年9月、池田大作会長はいち早く「日中国交正常化への提言」を発表しました。その基本精神は中日友好の理念と一致しており、各界の有識者の強い反響を呼びました。

 ——池田先生はかつて、万里の長城を訪れた際、「日本と中国が友好を結ぶことは、世界の平和を実現していくうえで、絶対に不可欠な条件です」「共に、力を合わせて、“平和の長城”“友好の長城”“精神の長城”を築いていきましょう」と語られました。心に響く言葉であります。

 ——池田会長は、1974年の初訪中以来、前後10回訪中し、中日の民間交流、青少年、女性、文化、教育など各分野の交流を推し進め、中日友好の「金の橋」を架けられ、両国国民の交流を大きく促進してこられました。中国ではよく「水を飲むとき井戸を掘った人を忘れてはならない」と言いますが、私たちは、池田大作会長先生と創価学会および中日両国各界の有識者が、戦後の中日関係の再建と発展のために、重要な貢献をなされたことに感謝しなければなりません。

 ——今年は中日国交正常化50周年の節目であり、50年来、中日関係は大きな発展を遂げ、両国そして両国の人々に恩恵をもたらしました。11月17日、習近平国家主席が、タイのバンコクで岸田文雄首相と会談し、新時代の要請にふさわしい建設的で安定した中日関係の構築に共に尽力することを再確認し、両国関係の発展に方向を示し、強い駆動力を注ぎました。

 ——10月、中国共産党第二十回全国大会が成功裏に開催されました。大会では中国式現代化を以って中華民族の偉大なる復興を全面的に推進すると強調されました。中国は、引き続き平和、開放、ウィンウィンの発展を堅持していきます。中国の発展は、日本にとっても世界にとってもチャンスであって、挑戦ではなく、まして脅威にはなりません。これは、歴史からみれば事実であり、未来にも導き出される結論でもあります。

    ——来年は中日平和友好条約締結45周年を迎えます。双方は、この好機を逃さず、両国首脳の重要な共通認識をしるべに、平和・友好・協力の大方向をしっかりととらえ、「中日が互いに協力のパートナーであり、互いに脅威とならない」とのコンセンサスを実行に移し、各分野での交流を深く推進し、中日関係の健全かつ安定的な発展を推し進めていくべきであります。

 ——中日友好の基盤は民間にあり、民間友好の未来は、青年にかかっています。習近平国家主席は、大会の報告では、こう語られました。「現代の中国青年は時代に恵まれ、才能発揮の舞台が無限に広がり、夢を実現する未来はこの上なく明るい」、青年が「理想を持ち、責任を担い、苦労もいとわず、すすんで奮闘する新時代の好青年を志そう」と。中日両国の青年は交流を深め学び合い、相互理解を増進し、深い友情を育み、手を携えて新時代の中日関係の明るい未来を切り開こうではありませんか。

 結びに、本交流会のご成功、ならびにご来場の皆様のご健勝とご活躍をお祈りしまして、私の挨拶と致します。どうもありがとうございました。

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