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成岩代理総領事が「中華人民共和国成立74周年・中日平和友好条約締結45周年を祝うレセプション」における挨拶
2023-09-28 21:21

9月27日、「中華人民共和国成立74周年・中日平和友好条約締結45周年を祝うレセプション」が福岡市内で盛大に開催されました。成岩代理総領事が出席し、挨拶を述べました。その全文を掲載します。

今年は中華人民共和国成立74周年、中国改革開放45周年、中日平和友好条約締結45周年にあたり、中国発展の歴史、中日関係の歴史において大切な節目であります。中国駐福岡総領事館を代表し、領事管轄区域内の同胞の皆様にお慶び申し上げると共に、中日協力に多大な支持と貢献をされた九州各界の友人の皆様に心より御礼を申し上げます。

新中国の成立以来、中国は先進国が数百年もかけて歩んできた工業化の道を、わずか数十年の間に歩み、急速な経済成長と長期的な社会安定という2つの奇跡を生み出しました。 2021年、中国共産党が創立100周年を迎える際に、小康社会を全面的に建設するという一つ目の100年奮闘目標を予定通り達成し、今は社会主義現代化国家を全面的に建設し、二つ目の100年目標に向かって新たな道のりに踏み出しました。 中国共産党第18回全国代表大会以来、習近平同志を核心とする党中央の強いリーダーシップの下で、党と国は歴史的な成果と歴史的な変革を遂げました。習近平主席が打ち出されました人類運命共同体の理念は、国際社会に広く承認、尊重されています。「一帯一路」共同建設のイニシアティブ、「グローバル発展イニシアティブ」、「グローバル安全イニシアティブ」、「グローバル文明イニシアティブ」が次々と成果を挙げています。 今日の中国は、経済規模が18兆米ドルに達し、一人当たりGDPが1万2千米ドルを超え、8億5千万人が貧困から脱却し、国民の平均寿命78歳以上となっています。

中国共産党第20回全国代表大会では現在と将来の中国の発展の青写真が打ち出されました。新中国が成立100周年を迎える今世紀半ばまでに、中国の中心的な任務は、社会主義現代化強国を全面的に建設し、二つ目の100年目標を達成し、中国式現代化をもって中華民族の復興を全面的に推進することです。 中国式現代化とは、人口規模の大きな現代化、全人民の共同富裕を目指す現代化、物質文明と精神文明のバランスがとれた現代化、人と自然の調和的共生を目指す現代化、平和的発展の道を歩む現代化です。 今年は中国の改革開放45周年です。中国はハイレベルな対外開放を引き続き推進し、質の高い発展を通じて中国式現代化を全面的に推し進め、世界各国に開放と協力の新たなチャンスを提供していきます。

中国経済の現状を見ますと、中国経済は上昇傾向を示しており、長期的に上向くファンダメンタルズが変わっておらず、強靭性があり、潜在力が大きく、活力が十分にあるという特徴は変わっておらず、質の高い発展を支える条件も変わっていません。具体的に数字をあげますと、今年上半期、中国の国内総生産(GDP)は前年同期比5.5%増となり、昨年の3%増を大幅に超え、他の主要経済体を大きく上回りました。 権威ある予測によりますと、今年のGDP成長率は5.2%に達する見込みで、世界経済成長の3分の1に貢献し、中国経済は依然として世界経済成長の主な原動力となっています。 今年、国際市場における中国の輸出市場シェアは基本的に安定しており、ASEANへの輸出入は前年比5.4%増加し、「一帯一路」沿線諸国への輸出入は2桁に近い伸び率となっています。

今年上半期、中国の実際の外資利用規模は、全体的に安定しており、フランス、イギリス、日本、ドイツの対中投資はそれぞれ173.3%、135.3%、53.0%、14.2%増えました。 また、今年1月から7月までに、中国は新たに2万8406社の外商投資企業を設立し、34%増加しました。ハイテク産業における外資の実際の利用は3.8%増加し、そのうちハイテク製造業は25.3%増加しました。 国連貿易開発会議の2023年版『世界投資報告書』によりますと、中国は世界第2位の外国直接投資流入国です。長期的に見れば、中国には社会主義市場経済システムの優位性、超大規模の市場の優位性、産業システムのサポートと完全供給の優位性、そして多くの優秀な労働者と企業の人材の優位性を持っていると言えます。今年に入り、テスラ、アップル、ネスレなどの多国籍企業の経営トップらが相次いで訪中されました。これは中国市場が「選択科目」ではなく、「必修科目」であることを十分に示しています。

中日国交正常化以来、中日関係は各分野で重要な成果を上げてきました。九州は古くから中日交流の玄関口にあり、中日地方交流の先頭に立っています。江蘇省-福岡県、福建省-沖縄県、山東省-山口県、広西チワン族自治区-熊本県など地方友好省・県のモデルは、中日友好関係の発展を力強く後押しし、両国民に重要な福祉をもたらしています。九州各界の皆様におかれましては、中国側と共に、中日平和友好条約締結45周年を機に、改めて条約の精神に立ち返り、友好信念を強め、中国式現代化の建設がもたらしている重要なチャンスを捉え、より高いレベルの互恵・ウィンウィンを実現し、新時代の要求にふさわしい中日関係の構築を推し進めることを期待しております。

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