華僑華人の皆様、友人の皆様、こんにちは！

新年を迎え、中国駐福岡総領事館を代表し、管轄区域内の華僑華人の皆様、留学生、中資機構、技能実習生の皆様、そして領事管轄区域内の友人の皆様に新年のお喜びを申し上げます。明けましておめでとうございます！

2023年は中国の発展、中日関係の歴史において意義深い年となり、私たちは中国共産党第20回全国大会の精神を全面的に貫くスタートを切りました。国民経済は持続的に回復し、景気は全体的に良好で、質の高い発展は着実に推進されていました。内需主導、イノベーション駆動、グリーン発展の特徴がより際立っております。世界経済成長の勢いが鈍化し、地政学的対立が激化し続けるなか、中国経済はその圧力に耐え、経済成長率が主要国のなかでも最高水準にあり、世界経済成長の最大の原動力の役割を果たし続けています。このような成果は稀であり、苦労の末に勝ち取ったものです。

過去一年、習近平国家主席が提唱している人類運命共同体の理念は国際社会に広く共感・支持されています。中国は第３回一帯一路国際協力サミットフォーラムを成功裏に開催しました。グローバル発展イニシアティブ、グローバル安全イニシアティブ、グローバル文明イニシアティブが相次いで成果を挙げてきています。

私たちは中日平和友好条約締結４５周年も祝いました。４５年来、両国友好協力関係が実り多い成果を挙げ、双方は大切にすべきです。先般、習近平国家主席は米サンフランシスコで岸田文雄首相と会談しました。両首脳は中日の四つの政治的文書の原則と共通認識を厳守することを重ねて表明し、戦略的互恵関係を全面的に推進する両国関係の位置づけ、新時代の要求に合致した建設的かつ安定した中日関係の構築に取り組んでいくことを再確認したことで、両国関係の改善と発展に肝心な政治的牽引を与えました。

九州は依然として中日地方交流の先頭に立っています。特に印象深かったのは、北九州市にある「旧安川邸」に設置された「孫文先生像」除幕式、八女茶発祥600年記念式典です。華人華僑の皆さんが「チャイナフェスティバルin九州」、「沖縄中国音楽祭」などを主催し、大いに盛り上がり、中日文化の交流を推し進め、双方の絆が一層深まりました。華人華僑の皆さんが一致団結し、実際の行動で祖国の現代化建設を支援し、中日地方協力の架橋となっています。また、江蘇省ー福岡県、福建省ー沖縄県、山東省ー山口県、広西チワン族自治区ー熊本県など地方友好省・県の交流と協力の基盤が強いもので、中日友好関係の発展を力強く推進してきました。

新しい一年では新たな道のりに踏み出しています。中国駐福岡総領事館は終始一貫して「人民第一」を大切に、「人民のための外交」とい主旨を実行に移し、「一日領事館」などを通して、同胞のために全力を尽くします。華僑華人の皆さんにおかれては、引き続き国と故郷を愛する精神をもって、祖国現代化建設と中日友好のため、新たな貢献をなさることを期待しております。

新しい一年では新たなビジョンと成果が期待されます。中国は無限の活力を生み出しています。その発展は日本に大切なチャンスをもたらします。ここ九州・沖縄・山口が省エギ、環境保全、グリーン経済、医療・介護・ヘルスケアなどの分野において、中国と協力する潜在力が非常に大きいもので、皆様がこのチャンスを生かして、中国側と協力を進め、共同発展を実現していくことを期待しております。

祖国の平和と繁栄、そして中日両国国民の末永く友好を願うとともに、華僑華人の皆様および日本の友人の皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

中華人民共和国駐福岡総領事

律　桂軍　　　

2024年1月吉日