11月14日から15日にかけて、楊慶東総領事が鹿児島県を訪問し、塩田康一知事、鹿児島市の下鶴隆央市長、南さつま市の本坊輝雄市長とそれぞれ会談を行い、地元の友好団体、企業、華僑華人および留学生代表と交流した。 楊総領事は、中国経済の最新の発展成果および深化改革の一連の施策を紹介し、鹿児島県が中国の地方と8つの友好都市関係を結び、交流と協力の面で豊かな成果を上げていることを評価した。また、近日中に両国の指導者がリマで開催されるAPEC首脳非公式会議で会談を行い、両国関係の発展のための方向性を示すことになると期待を寄せた。さらに、鹿児島県が既存の良好な対中協力基盤を活用しつつ、中国の中西部市場に目を向け、優位性のある分野における対中協力の潜在力をさらに発掘し、質の高いウィンウィン協力を実現することを期待していると述た。 塩田知事は、鹿児島県の観光と関連産業の優位性について説明し、これまでの良好な基盤の上で、江蘇省、長沙市など中国地方とのグリーン発展、経済貿易、観光、歴史・文化など各分野での交流協力をさらに深め、両国関係の改善と発展に貢献したいと述べた 下鶴市長および本坊市長は、それぞれ地元における対中交流の歴史的背景を紹介し、長沙市、宿遷市との地方交流および友好都市協力をさらに強化したいとの意向を示した。 訪問中、楊総領事は南さつま市坊津地区の秋目浦にある鑑真東渡の上陸地を訪れ、中日友好の先駆者に対する敬意と哀悼の意を表した。
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