2025国際産学研杯(IAR)先端科学技術イノベーション大会の決勝戦が11日、中国駐福岡総領事館で開催された。中国駐福岡総領事館の楊慶東総領事や国際産学研促進会の董発明会長が出席して挨拶したほか、東京大学の藤嶋昭特別栄誉教授がスピーチを行った。中国国家衛生健康委員会老年医学研究所の蔡剣平所長、中国駐福岡総領事館の成岩副総領事、中日科学研究学術界およびビジネス界などの約70人が参加した。 楊総領事は挨拶の中で、「中国は終始、互恵・ウィンウィンの開放戦略を実行し、ハイレベルな対外開放の取り組みを強化し続けている。『デカップリングとサプライチェーンの分断』はグローバル化の流れに背く。科学技術は『鉄のカーテンを作るための道具』になるのではなく、全人類の共同の福祉に貢献するべきだ。中日は手を携え共に前進し、人類文明の進歩を促進し美しい地球を建設するためより多くの科学技術の力を捧げるべきだ」と述べた。 藤嶋氏は「科学を楽しく」をテーマとし、自分の科学研究の経歴と成果を紹介した。藤嶋氏は「論語」の名句「之を知る者は之を好む者に如かず。之を好む者は之を楽しむ者に如かず」を引用し、両国の若手科学研究者が国・社会・人類の長期的な利益を考慮し、忍耐強く科学精神を発揚・伝承し、互恵協力を深化させ、人類の科学事業の進捗に向け奮闘するよう激励した。 董会長は、「産学研協力は、『科学技術イノベーションで新たな質の生産力の発展をけん引』という目標を達成するための重要な駆動力だ。今後は中日の産学研協力を持続的に促進し、両国の科学技術イノベーションや経済の繁栄、友好関係の発展に貢献していきたい」と述べた。 参加者は、大会が中日開放協力による互恵・ウィンウィンの理念の実現を十分に示したと評価し、科学研究分野の取り組みを続け、両国の科学技術の実務協力の深化に向け努力する意向を表明した。 本大会は「創り、見せる未来へ 協働の対話を」をテーマとし、人工知能、医学、環境工学、農学などの分野に焦点を当てた。中日両国の科学技術の「金の種」を発掘し、ハイテク革新プロジェクトの実施と転化を促すことを目的とした。総領事賞1名、1等賞1名、2等賞2名、3等賞3名が設置された。約1年にわたる企画と準備、募集と審査を経て、東京大学、九州大学、横浜国立大学、早稲田大学、佐賀大学及び中日企業などの11のプロジェクトが決勝戦に進出した。1日間の激しい競争の末、「AIと専門家を組み合わせたハイブリッド型カウンセリングプラットフォーム」、「多パラメータ知能型高周波ジェット酸素換気の主要技術と装置」などのプロジェクトが優勝を果たした。
|