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電力使用量に見る中国経済の実力
2026-02-10 09:08

中国共産党第20期中央委員会第4回全体会議(四中全会)において、「中国経済の基礎は安定しており、強みが多く、強靭性が高く、ポテンシャルが大きく、長期にわたって良い方向に向かっている下支えや基本的な動向に変化はなく、中国の特色ある社会主義制度の強み、超大規模の市場の強み、整備された産業体系の強み、豊富な人材資源の強みがより強く顕在化している」と強調された。経済発展の「バロメーター」である電力使用量の変化を通して、中国経済の勢いある新たな原動力と活力を探ることができる。

中国国家エネルギー局が発表している統計を見ると、第14次五カ年計画(2021~25年)の最終年となった2025年の1-9月期、中国の社会全体の電力使用量は前年同期比4.6%増の7兆7700億キロワット時(kWh)に達した。四半期ごとに見ると、第一四半期(1-3月)が前年同期比2.5%増、第二四半期(4-6月)が同4.9%増、第三四半期(7-9月)が同6.1%増と、上昇の勢いは特に注目に値する。これは経済のアクティブ度が継続的に高まっていることをはっきりと示している数字だ。特に2025年7月と8月、社会全体の電力使用量は2ヶ月連続で1兆kWhを超え、過去最高を記録した。夏の電力使用が力強く伸び、ピークを迎えたことは、生産が加速し、商業が活発で、消費者マインドが回復していることを直接反映している。 

一、中国全土の電力使用構造の変化に見る経済発展の深いレベルの変革

電気化の水準は、国家の現代化の水準を直接反映し、新たな質の生産力をめぐる新たな競争の場の発展や、電力使用量が描き出す「第一、二、三次産業の急速な発展」を分析すると、ハイレベルな科学技術の自立自強が浮かび上がって来る。

統計によると、中国の第一次産業の電力使用量は前年同期比10.2%増に達した。農村振興戦略が継続的に推進され、農業、牧畜業、漁業といった分野の電気化の水準が継続的に高まり、現代農業が加速しながら発展している。第二次産業の電力使用量も急増しており、現在、工業内部構造が踏み込んで調整され、電力使用量が多い第二次産業の電力消費構造も継続的に最適化されている。伝統的にエネルギー集約型産業である鋼鉄や建材といった業界の電力使用量の伸びに勢いはなく、2025年上半期、中国の4大エネルギー集約型産業の電力使用量は前年同期比でわずか0.9%増だった。一方、ハイテク及び設備製造業の電力使用量は、製造業の平均水準を目に見えて上回っていた。特に自動車製造業や電気機械・器材製造業、汎用設備製造業といった分野の電力使用量は目に見えて増加し、1-9月期の増加幅は10%以上と、勢い良く発展していることを示していた。第三次産業の電力使用量は前年同期比7.5%増で、電力使用量増加の重要な牽引力となっている。デジタル経済も力強い牽引力となっている。インターネットや関連のサービス業の1-9月期の電力使用量は前年同期比29.8%増と激増した。グリーン消費シーンの貢献も際立っている。電気自動車の普及が、充電・バッテリ交換サービス業の電力使用量を押し上げ、前年同期比45.2%増に達した。

二、戦略的ポジションが異なる地域ごとの電力使用量から見る中国の新発展構造

効率的な管理は質の高い発展とハイレベルの安全性の良好な相互作用を促進する。中国は一歩一歩着実に発展し、戦略的位置づけの合理的なレイアウトが徐々に姿を現し、世界の発展に安定性と確実性を提供している。

南方エリアに非常に勢いがあり、南方電網が電力を供給するエリアの電力使用量の増加ペースが中国において先頭を走っている。2025年7月、広東省は中国大陸部において初めて電気負荷が1億6000万kWを超えた省になり、その経済強省としての強靭性と活力がさらに際立つ形となった。中部エリアが台頭しており、サービス業、及び住民の生活における電力使用量が力強く増加し、増加ペースは全国の平均水準を上回っている。モデル転換を実施する西部エリアの電力使用量の増加ペースも全国平均水準を上回っている。その背後では、ハイテク産業や消費財製造業が貢献しているほか、エネルギー価格の強みがあるため、一部のエネルギー集約型産業が集まっており、異なる発展の道を歩んでいることが反映されている。

その他、粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政区によって構成される都市クラスター)と長江デルタの電力使用量も注目を集めている。地域の壁を越えて「電力資源」を供給することができるようになり、「全国への販売」が実現している。そして、全国統一電力市場体系が継続的に整備され、改革ボーナスが継続的に引き出されている。

三、電力供給側のグリーンへのモデル転換に見る中国のグリーン発展の決意

2025年9月末の時点で、非化石エネルギー発電設備容量が占める割合は60.8%に達した。風力発電と太陽光発電が占める割合は合わせて46.0%に達している。つまり、中国の電力システムは、「グリーンな発展」がより色濃くなっているということだ。2025年1-9月期、火力発電と水力発電の発電量は前年同期比でいずれも減少した。一方、発電の増加量のほぼ全てに、風力発電と太陽光発電が貢献し、クリーンエネルギーが今、従来のエネルギーに代わって、実際にどんどん使用されるようになっている。

海外を見ると、ブラジルやサウジアラビアも中国の電力技術を利用して、それぞれの電力需要、及びスマートグリッドの建設を下支えし、二酸化炭素の排出量も少しずつ減っている。

「豊かな自然は金銀同様の価値がある」というグリーン発展の理念が人々の心にしっかりと刻まれている。そして、中国経済のモデル転換、高度化の着実な歩み、勢いある活力が細部にまで反映されている。さらに多くの新興産業が台頭し、グリーン、低炭素への全面的なモデル転換が進むにつれて、無限の可能性を秘める中国経済の前途はさらに明るくなっていくに違いない。

四、まとめ

電力使用データは、中国経済が「安定の中で成長している」ことを裏付けている。経済構造が継続的に最適化され、新たな質の生産力が現在、新たな成長の牽引力へと加速しながら成長している。中国経済は今後も安定して成長し、電力消費がさらに伸びていくに違いない。


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